グレースピリオドその2

昨日、グレースピリオドの制度は各国で異なると書きました。
そう、うっかり発明を公表しちゃっても救済される制度です。
でもどうやって統一すればいいのでしょう。議題にあがったのはまず期間です。うっかり公表してから半年以内に出願すれば救済される・・・のが現状では日本、欧州、中国、12ヶ月以内に出願すれば救済されるのが米国、韓国です。
ここでもうばらついてますね。
また、その公表してしまった日から所定期間内に全ての国に出さなきゃいけないのか、自国だけとりあえず出しておけば全世界で救済されるのか・・・って問題もあります。現状全ての国に出さないといけないってのは日本、欧州、韓国。自国だけでいいよってのが米国、中国。
その救済に特別な手続を必要とするのか。米国は不要です。日本、欧州は必要です。
公表しちゃった日から出願までの間に独自発明した第三者が公開した場合は拒絶されるかって問題もありますね。これも米国は特に影響されない立場です。日本や欧州では拒絶されます。
そのうっかり公表は全ての形態のうっかりに認められるかって問題もあります。米国は全ての開示形態に認められますが、日本や韓国は公報での公開は除かれています。欧州や中国は特に限定された博覧会等に限定されています。
まずはこの辺から揃えていこうって感じでした。ちなみにパネルディスカッションでは期間は12月、第三者公開は拒絶、とりあえず自国でOKとするのが大半でした。手続については割れてた様に思えます。
パネルディスカッションには米国と欧州の特許庁の方もいて、かなり突っ込んだところまで話してましたが、珍しくこれについては協調している感じでした。
参加した我々も上記の事項についてアンケートを採られました。私も自分の率直な意見で記入させてもらいました。
とにかくグレースピリオドは中小、大学の利用率が高いですから、これらの人の特許戦略として重要ですからね!はやく統一されることを願います。