グレースピリオド 新規性喪失の例外

FBでもお伝えしましたが、先日特許庁主催の国際シンポジウムに行ってきました。
内容は特許制度調和に関してグレースピリオド(新規性喪失の例外)をどうするかってことが主でした。
これについては80年議論が行われているってのがビックリでしたが、とりあえず米国が先願主義を採用したので次はグレースピリオドを揃えようって流れみたいです。
発明したらやっぱりまずは自慢したくなるのが人の常のようで、それは大学や中小企業に多いのが実情のようです。
しかし特許は公開されたら登録されません。
だから出願するまでは黙ってないといけません。

くー、ここが悩ましい。ですが、これは30条(新規性喪失の例外)の制度を用いて出願すれば救済されます。
大学でも出願数上位の東北大学知財部長が講演していました。東北大学は30条(新規性喪失の例外)の利用率が高いようで、でもやっぱり使いにくいというか、これが認められない国があることが使いにくいと強調していました。
また中小企業知財戦略研究所所長も国毎に取扱が異なることに疑問を呈していました。
特に印象に残っている言葉は、「なぜワールドカップが開催できるか。ルールが統一されているからだ。知財もルールを早く統一して下さい。」です。
国毎にルールが異なるのはユーザ側としては一番困りますよね。
そういうのを解消して、国際調和を図ろうというのが先日のシンポジウムの目的です。
世界特許はまだまだ遠いですがいつかは実現するのでしょう。
グレースピリオドについてはまた書きます。